大垣まつり、本軕の『袖(そで)』について

※焼失前の布袋軕。袖が確認できます。  本軕の『袖(そで)』とは、屋形後柱の外側に付く衝立のような飾り板、もしくは飾り枠で「脇障子」とも言います。焼失前の布袋軕の袖は、老松と自生する霊芝(れいし)を彫刻した袖板でした。新生布袋軕は、松に鶴の構図の袖板になりました。10ヶ町の本軕の袖を確認していきます。 本町相生山…袖はあ…

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布袋軕の屋形の形状について

 10ヶ町の本軕の屋形を見ると、どの軕も個性的で見ていてとても楽しいものがあります。中でも最も個性的なのはやはり俵町の浦島軕でしょう。竜宮城をイメージした蒲鉾型の屋形は他の軕には見られない独特のものです。  一般的に、屋形には金色の鬼板が正面と後ろの頂点に張り出した状態で付いておりますが、中町の布袋軕には無く、屋形妻と言って鬼…

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布袋軕の水引幕について

 布袋軕水引幕は、戦前の古写真と桃源図であったという言い伝えを元に再現したものです。桃源郷とは、五世紀の初めの中国の詩人、陶淵明(とうえんめい)が詠んだ「桃花源記(詩)」のなかの憧れの地、理想の世界を漁師が旅した物語の事です。布袋軕の水引幕は、それを十四枚の絵と漢詩で表現し、友禅染めの上から部分的に手刺繍を施し立体感を出しています。桃源…

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布袋軕の見送り幕について

※本金糸の手刺繍による見送り幕。  布袋軕の見送り幕は、大垣市藤江町の書道家「林汀園」女史による"布袋軕"の書を赤の羅紗地に本金糸で手刺繍を施し、黒の額縁で縫製しました。色彩のコントラストが奇抜で布袋軕の特徴の一つでもあります。林先生には別々の書体で“布袋軕”の書を2枚書いていただき、もう片方は夜幕の見送り幕に使用しております…

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布袋軕の彫刻の説明 Part4

※十牛図の彫刻(構図1) ※十牛図の彫刻(構図2)  十牛図とは、禅の修行と悟りの境地を「逃げ出した牛を連れ戻し飼いならす修行の過程」として10段階に分けて分かり易く説明したものです。布袋軕ではこの10段階を左右ごとに別々の彫刻で表現しています。  主に牛と旅人で表現していますが、その意味するところは『牛』は本当の自分…

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