「布袋やま」67年ぶりの再建!70年ぶりに13両出揃う!

DSC_0820.JPG 


 中町の布袋軕は平成24年、実に戦後67年ぶりに再建されました。完全復元まではまだまだ道半ばではありますが、とまれ完成に至ったのです。またその年には、俵町の浦島軕も同時に完成披露され、大垣まつりの10ヶ町全13両の軕が全て揃ったわけです。まさか実現することを予想できた人が何人いたでしょうか?
 大垣まつりの起源は、江戸時代の1648年(天保5年)初代大垣藩主「戸田氏鉄(うじかね)」公が八幡神社の再建整備を行ったことから始まっており、実に370年の歴史があります。明治の「濃尾大震災」や昭和の「大東亜戦争」等の苦難から何度も立ち上がり、再建・修理を重ねながら現在までつながっております。私が子供の頃から、大垣まつりの軕は長らく9両で曳き廻されており、焼失した4両の軕は伝説でしかありませんでした。古写真を見てはうちの町内にも『布袋軕』があったんだと、うらやましく思っておりましたし再建出来ると思ってもいませんでした。しかし時代の流れの中で日本の文化財を保護していく風潮が高まる中で再建の機運が高まり実現に至ったのです。
 大垣まつりの13両の軕は、三両軕と総称される大垣藩主から下賜された(神楽軕・大黒軕・恵比寿軕)と大垣十ヶ町の持つ本軕10両の事であり、本来の大垣まつり自体も甦ったことになります。この事が国に評価され、平成27年には『大垣祭の軕行事』として国の重要無形民俗文化財に指定されました。そして翌年平成28年には、全国32件の祭礼行事と一緒に『山・鉾・屋台行事』としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。布袋軕を再建して大垣まつり自体も評価を認められるなんてとても素晴らしい事だとあらためて思いました。

この記事へのコメント