夜宮の曳き別れ後の心境について。

DSC_2146.JPG
※布袋軕、夜宮の曳き別れ後の中町の様子。

 大垣まつりの試楽・本楽の2日間、中町は各家ごとにゲバを立てて提灯を飾ります。昔からの中町の伝統で今でも大垣祭と、中町の小祭(毎年8月13日に行われる稲荷神社の祭)には必ず提灯を出します。夜に灯される提灯の明かり…
 賑わしい八幡神社から曳き別れて、道中次第に静かになって行く様は、昔も今も物寂しさを覚えます。中町に布袋軕が無かった時代、3年に一度の神楽軕の時は尚更でした。布袋軕の場合、八幡神社から駅前通りまでは帰り軕の音源を使用しますが、そこを過ぎてからは、祭が終わるのを惜しむかのように延々と生演奏を続け、手古さんも最後の気合いの声を出し続けます。中町の通りに入り、明りの灯った提灯の花道を布袋軕が進む姿を見ると、何とも言えない安堵感と感傷的な気持ちが交錯します。我々はそれぞれの家庭から出迎えられて、「お疲れさん!」「ご苦労さん!」と労いの言葉をかけてもらいます。この時ほどやっぱり中町は良いなとしみじみと感じ入ることはありません。
 そして、軕蔵に着くとあっという間の撤収作業です。とにかく皆の疲れがピークに達しており、早く終えたい気持ちが皆の動作にも表れ、手際よく片付けていきます。思い出すだけで疲れを感じてしまいますが、これが我々中町の大垣まつりなのです。

この記事へのコメント