"日記"の記事一覧

『布袋軕』後軕の額彫刻の塗分けが正式決定しました。

※後軕額彫刻の唐獅子 『布袋軕』の後軕の額彫刻には、「唐獅子」と「桃猿」が異なる構図で左右に各2枚ずつ有ります。背面には唐獅子、側面には桃猿という配置です。額彫刻とは、縦長の鏡板彫刻の真上に額縁があり、そこに入る小さな欄間彫刻のようなものです。 写真の「唐獅子」彫刻にはまだ漆塗りが施されていませんが、同様に拭き漆を予定し…

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後軕の昇降口の漆塗りと養生金具の完成間近!!

※『布袋軕』後軕昇降口の漆塗りの途中経過。 令和2年11月12日(木)、金具師の早野さんの工房にお邪魔しました。今回は『布袋軕』の後軕昇降口の漆塗りの途中経過と、その箇所に施す養生金具が目に見える形となってきましたのでご報告させて頂きます。 後軕の昇降口とは、町衆が軕に乗り込む際の「踏込み板」と、そこからもう一段上の入口…

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『布袋軕』の龍についての考察

※『布袋軕』の後軕中央の龍彫刻(黄龍)。『布袋軕』の第一期工事に施す蒔絵に四神と四霊があります。四神とは「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」を指し、四霊とは「麒麟」「鳳凰」「霊亀」「応龍」を指します。四神の青龍と、四霊の応龍は何が違うのでしょうか。調べていくうちに色々と分かってきました。まずは龍とは何かといいますと、中国における架空の神獣・…

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『布袋軕』台輪勾欄の地覆・平桁間の板に施す蒔絵の下絵が完成。

※『四神』の下絵。東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武。 中町『布袋軕』の特徴の一つに豪華な蒔絵があります。古写真から特定出来る蒔絵の箇所は、台輪勾欄の地覆・平桁間の板(左右各4ヶ所)計8ヶ所と、後軕の丸柱(左右各3柱)計6柱となります。 『蒔絵』とは、漆塗りが仕上がった後に施す最終の仕事となります。中町布袋会は塗師の…

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漆塗の下工程「布着せ」とは。

※漆塗下工程の「布着せ」。 一口に漆塗りと言っても、そこまでに至る下工程には幾つもの作業が有ることを伝えておかなければなりません。 ①【刻苧彫】・・・素材の裂傷及び板の接合部を適度に彫る。 ②【木地固め】・・生漆、糊、綿、本粉を練り合わせて凹みにへらにて付ける。乾いた後ナイフで削る。 ③【布着せ】・・・布(寒冷紗)を…

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